ちょっと待って!久しぶりにカセット・テープやオープンリール・テープを使う時の注意点|神戸で高価買取のご提案

一時は消えたかと思われたテープ・メディアですが、近年オープンリールが再評価され、需要を増しています。複数の会社がオープンリール・デッキの再生産をはじめ、ソフトも2022年にジョン・コルトレーンの名盤がオープンリールで再発されるなど、オーディオ・ファンの間で活況を呈しています。

カセット・テープもまた注目を浴びています。共通するのはヴィニール(レコード)以上の音質を誇る部分を持つアナログ・オーディオである点です。そんな音質面で他に代えがたい魅力を持つテープ・メディアですが、一方で弱点も持っています。もし誤った使い方をしてしまったら、録音が消えたりテープがまともに再生しなくなってしまう事もあります。

今回は、そんなテープ・メディアを扱うときの注意点について書かせていただきます。先日神戸のお客様宅へ出張買取へ行かせていただき、たくさん買取をさせていただきました。

 

●テープ・メディアの弱点1:温度・湿度

メディアの性質上、テープは伸びたり切れたりしやすく、湿気やカビにも弱いです。テープがわかめのようによれてしまう「わかめ」と呼ばれる波打ち現象も起きます。先日、ある(顔のとても黒い)日本の男性シンガーのベスト盤を聴くと、CDであるのに音が波打ってしまっていました。これはCD化のマスタリングの際、アナログ・マスター・テープが「わかめ」になっていたのではないかと思われます。テープが一度こういう状態になってしまうと、プロでも修復が難しいのです。

これらの現象を起こす一番の理由は、温度や湿度です。今ではアナログ・マスターのデジタルマスター化が進み、テープ自体が減りましたが、かつての大手レコードメーカーは、わざわざ「テープ庫」というものを用意し、厳重に温度と湿度の管理をしていました。

諸説ありますが、オープンリール・テープの場合、管理に適切な温度はおよそ12℃から18℃、湿度は30から40% と言われています。私が勤めていたプロのレコーディング・スタジオにあったテープ倉庫ですらこの条件は満たせていなかったので、まして高温多湿の日本の一般家庭でこの条件を満たすのは大変でしょうが、少しでもこの条件に近づけて管理したいところです。

 

●テープ・メディアの弱点2:帯磁

録音テープは磁気録音されたものなので、磁気に弱いです。私は子供のころ、テレビの上に置いておいたカセット・テープの音が、ものの見事に出なくなった経験をしました。泣きそうでした。

テープが磁気に弱い事は多くの人が知っているでしょうが、では何が磁気を発しているのか、私たちは意外と知りません。代表例のひとつが掃除機。私は昔レコーディング・スタジオに務めていましたが、テープ庫の棚の下方にはテープを置かない事になっていました。理由は、テープ庫を掃除する時に、テープの横を掃除機が通過しないようにするためでした。

電車も磁石のようなものです。昔マスターテープがアナログだった頃、レコード会社のディレクターたちは、電車の床にテープを置かないようにしていました。飛行機に乗る時もアルミホイルで包み、荷物は絶対に機内の手荷物として持ちこんで運んだそうです。

カセット・テープを持っていた方ならテープの録音や消去の経験があるでしょうが、磁化したテープの音が消える時は、あれぐらい綺麗に消えてしまいます。現在高額になっているオープンリールの音源を消してしまっては、泣くに泣けません。帯磁には気をつけましょう。

 

●テープ・メディアの弱点3:テープ自体の脆弱性

温度・湿度による劣化にも繋がりますが、ここでいう脆弱性は物理的な弱さの事です。テープの「曲がりやすい」「折れやすい」という性質にも注意が必要です。

まず、テープ部分には絶対に触らないようにしましょう。テープを切り貼りする編集などでどうしても触らないといけない場合は、薄い手袋をして触るようにしたいところです。

もうひとつ、物理的なダメージを受けやすいのが、テープの巻き方です。回転ムラなどを起こしてテープに巻きムラが出来るのは、良い事ではありません。サイドにはみ出したテープは、はみ出した部分が折れたり変形したりしやすくなります。また、テープを保存する場合は、固巻きにしたいです。緩く巻かれていると、緩い部分が波打つ、変形する、といった可能性があります。固巻きは、早送りや巻き戻しではなく、再生で行います。

 

●テープ・メディアを久々に使う時には?

さて今回の本題です。さきほど「テ―プを保存する時には固巻きに」と書きましたが、長年使っていない固巻きされたテープを聴く際には注意が必要です。長年使われていないテープは貼りついてしまう事があります。不適切な扱いをすると、最悪の場合は磁性層が剝がれてしまう事があります。

どのように注意すればよいのかは、どのような保存状態で、どのぐらいの期間使われていなかったのかにもよりますが、おおむねの対処は「風通し」と「釜入れ」です。この判断は熟練が必要ですので、あくまで自己責任で行ってください。

テープの未使用期間が数年の場合は、保管条件さえ悪くない状態であれば、風通しで大丈夫かと思います。風通しとは、テープを早送りし、いちどテープ同士を離し、風を入れる事です。もしテープ・デッキが早送りスピードを段階的に変えられる機種の場合、あまり速いスピードにしすぎないようにします。

また、長期間使っていないテープを使用する場合、プロのスタジオでは、磁性帯をはがさないよう万全を期して「釜入れ」という作業を行います。テープを高温で数時間温め、貼りつきを剥がすのです。この時、どのように、何度ぐらいで何時間温めるのかは、メーカーなどによってノウハウが違うようです。私は数年前、あるレーベルの方から依頼され、アナログ・マスター・テープからCD化の仕事を請け負いましたが、その時には乃木坂にある某大手スタジオに釜入れをして貰いました。また、アナログ・テープのメーカーも、この作業をしていただけるところがありました。しかしいずれも、アマチュアの方が依頼する事は難しいです。

どうしてもテープが剥がれない場合、あくまで自己責任で、一か八かこの「テープを温める」という作業をしてみるのも手かも知れません。

 

●カセット・テープやオープンリール・テープの処分は、誠実買取店の音機館にお任せください。

アナログであり、かつヴィニールのようなチリパチが起きないテープ、大きなメリットを持つメディアです。近年、カセットに次いでオープンリールも人気が復活しており、かつて販売されていたアルバムも人気です。

当店では、オープンリールやカセットもお取り扱い・買取をしております。処分したいという方も、音機館にお任せいただければ、誠意をもって査定をさせていただきます。テープ・メディアの処分にお困りの方、お求めの方は、ぜひ音機館のご利用をご検討ください。


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★元大手レコード会社16年勤務のスタッフ在中(が、音楽ソフトを査定します。)
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