【ブルーノートレコード買取】Donald Byrd「Blackjack」ドナルド・バード

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ジャズの買取事例

買取価格1500円

2007BLUE NOTE US REISSUE

盤面にうっすら白いヘアラインが2本ありますが、全体的に概ね良い状態のレコードを買取させていただきました。

査定のポイント

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Donald Byrdの「Blackjack」は、オリジナルが1967年にリリースされたアルバムであり、2007年に再発されたバージョンも高く評価されています。このアルバムは、ジャズトランペッターDonald Byrdの革新的なアプローチと、彼の音楽的な多様性を示す作品です。

アルバム概要

「Blackjack」は、Donald Byrdがリーダーを務めるセクステット編成で録音されました。メンバーには、ピアノのDuke Pearson、テナーサックスのSonny Red、アルトサックスのSonny Red、ベースのChristopher White、ドラムのBilly Higginsという一流のミュージシャンが揃っています。アルバム全体を通して、ハードバップからソウルジャズ、さらには当時のモダンな影響を受けた音楽まで、幅広いスタイルが展開されています。

トラックごとの感想

“Blackjack” – タイトル曲は、エネルギッシュで力強いオープニングを飾ります。Byrdのトランペットが鮮やかにリードし、バックのリズムセクションが強力にサポートします。Duke Pearsonのピアノソロが特に印象的で、楽曲全体にダイナミズムを与えています。
“West of the Pecos” – このトラックは、リラックスした雰囲気を持つミディアムテンポの曲です。Byrdのメロディックな演奏が際立ち、Sonny Redのサックスが柔らかく絡み合います。リズムセクションの控えめなサポートが、曲の落ち着いた雰囲気を強調しています。
“Loki” – リズミカルで楽しいこの曲は、モーダルジャズの影響を感じさせます。ByrdのトランペットとRedのサックスが巧みに絡み合い、Pearsonのピアノが曲に豊かなハーモニーを加えています。Billy Higginsのドラムも軽快で、楽曲のリズムを引き立てています。
“Eldorado” – よりスローなテンポのバラードで、Byrdの感情豊かな演奏が光ります。Christopher Whiteのベースが深みを与え、Higginsのブラシワークが曲に柔らかさをもたらします。Pearsonのピアノソロも静かで美しい。
“Beale Street” – 明るく陽気なトラックで、ブルースの要素が感じられます。Byrdのトランペットは、エネルギッシュかつ楽しいメロディを奏で、Sonny Redのサックスもブルージーなフィーリングを強調しています。リズムセクションが一体となってグルーヴを生み出しています。
“Portrait of Jenny” – アルバムの締めくくりとなるこのトラックは、美しいバラードです。Byrdのトランペットが非常に感情的で、メロディアスなラインを描きます。Pearsonのピアノが穏やかに伴奏し、全体に静けさと優雅さをもたらします。

総評

「Blackjack」は、Donald Byrdの多様な音楽的アプローチと、彼のバンドメンバーとの緊密なインタープレイが見事に融合したアルバムです。2007年の再発版では、音質の向上により、各楽器のディテールがより鮮明に楽しめます。Byrdのトランペットは、テクニカルでありながらも非常に感情豊かで、聴く者を惹きつけます。全体として、ハードバップとソウルジャズの魅力を存分に味わえる作品であり、ジャズファンにとって必聴の一枚です。