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レコード買取の際のご注意点|おすすめ保管方法・ ほこりやカビは厳禁
アナログレコードの人気が盛り返してきています。若い世代にとっては新鮮で、レコ―ド全盛期時代に時を過ごしてきた人たちにとってはなつかしいレコード。久しぶりに押し入れに眠っているレコードを引っ張り出してみたらなんだかカビ臭い・・・。こういった経験はどなたにもあるでしょう。ほこりやカビはレコードを劣化させる原因になります。湿気の多い日本では、レコードの保管に注意が必要です。レコードの保管方法についてご紹介します。
ほこりとカビ対策をする
レコード盤は、塩化ビニールを中心とした樹脂でできています。そのため静電気が起こりやすく、ほこりをよせつけやすいものです。レコードのほこりは、こまめにクリーナーでとるようにしましょう。ほこりをそのままにしておくとカビが発生し、たいせつなレコードが劣化する原因となります。湿気の多い日本では、カビの発生にも注意が必要です。レコード盤の真ん中にあるレーベル部分は紙でできているので、湿気でこの部分にカビが発生すると、レコ―ド盤にも侵食する恐れがあります。レコ―ドにはほこりとカビが大敵です。
・レコード盤のほこりと指紋をクリーナーで取り除く
・レコードジャケット本体もほこりを払う
・保管場所に風を通し湿気を飛ばす
定期的にほこりとカビ対策をすることで、きれいな状態を保つことができます。
レコード盤は内袋へ
レコード盤は必ず内袋に入れて保管しましょう。レコ―ドは、レコード盤が必ず内袋に入って販売されています。レコード盤をほこりや傷などから守るために必要だからです。まれに、レコ―ドを内袋に入れるのがめんどうだからと、そのままジャケットに入れてしまう人がいます。レコードジャケットは厚めの紙でできているので、そのままレコード盤を入れると傷の原因になります。レコードを守るためには内袋が必要です。
内袋には大きく分けて紙製とポリエチレンやポリプロピレンなどを使用したポリ製とがあります。さらに静電気防止加工を施した製品もあります。
・紙製 静電気が起こりにくい反面、出し入れの際にレコード盤が傷つきやすいです。しかし、紙は薄いものなのでていねいな扱いをしていれば、それほど気にする必要はないでしょう。
・ポリ製 レコード盤を傷つけにくいですが、出し入れの際に静電気が起こりやすいです。静電気はほこりを寄せ付けるので、こまめなクリーニングは必要です。
・静電気防止加工 傷対策と静電気対策の両方を兼ね備えたものが、静電気防止対策を施した内袋です。静電気が起きにくい処理をしているため、ほこりをよせつけません。レコ―ド盤の出し入れの際に袋がくっついてしまう現象も軽減。
自分の好みの内袋で、たいせつなレコ―ドを傷やほこりから守りましょう。
レコード本体はビニールカバーへ
レコード本体もきちんとビニールカバーに入れて保管しましょう。レコードジャケットは、紙でできています。厚紙にコーティングが施されてつるっとしており、傷がつきにくくなっていますが、四隅がこすれて痛んできたり、取り出し口が開いてきたりすることも。そうした状況を防いでくれるのが外袋、ビニールカバーの役割です。レコ―ド店が数多くあった時代、レコ―ドを購入したら店名入りのビニールカバーをつけてくれましたよね。レコ―ドを守るためには必要な物なのです。レコ―ドのビニールカバーは、日焼けによるレコードジャケットの色褪せを防ぐ効果もあります。ビニールカバーは安く販売されていますので、劣化したら買い替えることも可能です。
また、ビニールカバーを使わずに、シュリンクを使うのもおすすめです。新品のレコ―ドは、シュリンクという薄いビニールのフィルムに包まれて販売されています。これを全部はがさず取り出し口だけをカッターなどで切り、レコ―ドを出し入れするようにします。シュリンクを残す、というのもレコード本体を守るのに適しています。
直射日光と温度変化を避ける
レコードは、塩化ビニールを中心とした樹脂でできているので熱が苦手です。直射日光が当たったり高温の部屋だと、レコ―ド盤が歪んだりする恐れがあります。直射日光はジャケットの色褪せの原因にもなります。レコ―ドは直射日光、高温の場所を避けて保管しましょう。また、急激な温度変化も湿気や結露を生みカビの原因になります。レコ―ドは、なるべく温度変化が少なく、湿気のない環境に保管することがたいせつです。
レコードは必ず立てて収納
レコ―ドは立てて保管するようにしましょう。重ねて平積みにしてしまうと、レコ―ドの重さで歪みが生じ変形してしまいます。1枚1枚はそれほどの重さでなくても、重ねると薄いレコードには負担になります。レコ―ドは必ず立てることが基本です。立てて保管する際も、垂直に立てるようにしてください。斜めになっていると歪みが生じる恐れがあります。棚などにきっちりと収納できる場合はいいですが、枚数が少なくすき間が開いてしまう・・・といった場合は、ブックエンドや仕切り板を活用して垂直になるようにしてください。
年代物のレコードは骨董品
年代物のレコードは骨董品とも言え、今、あなたの持っているレコードが超貴重なものとなるかもしれません。レコ―ドはとてもデリケートなもの。たいせつに保管することでレコードの価値は上がります。
①ほこりとカビ対策をする
②レコード盤は内袋へ
③レコード本体も外袋へ
④直射日光と温度変化を避ける
⑤レコードは必ず立てて収納
以上を基本に日々メンテナンスをして、快適なレコードライフをお送りください。
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