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スタンダード、モード、エレクトリックからフリーまで!日本人ジャズ最高峰トランペッター・日野皓正の60~70年代|神戸の方にレコード買取情報
大ベテランとなった今でも、日本人ジャズ・トランペッターとして最初に名が挙がり、日本のジャズマン全体でも渡辺貞夫と双璧というほどの位置にいる人、それが日野皓正です。中学生にして既に米軍基地でトランペットを吹き、20代前半で伝説の銀巴里セッションに参加、高柳昌行や富樫雅彦といった巨人に交じって若手にして対等以上の演奏を披露。以降は飛ぶ鳥を落とす勢いで全盛期だった日本のジャズシーンを席巻、あっという間に海外に飛び立っていきました。
今回は、日野皓正の名盤や高額買取りレコードを紹介させていただきます。先日も神戸や加古川のお客様から引き合いがございましたので、姫路や西宮の方はもちろん、神戸の方へのレコード買取情報となればと思います。
■日野皓正カルテット / アローン・アローン・アンド・アローン (Takt, 1967)
1967年発表、日野皓正の初リーダー・アルバムです。銀巴里セッションの名演、白木秀雄クインテットに参加しての海外ジャズ・フェスティバルで得られた称賛など、60年代前半からすでに名を知られていた日野にとっては遅すぎたといえるほど満を持してのレコードでした。
驚くのはそのハイテンションな演奏で、デビュー作にしてすでに完成品。うまいだけでなく凄いと感じるラッシュした演奏は、マイルスはもとより、ルイ・アームストロング、ガレスピー、ブラウニーといったジャズの王道を実力で継承している風格すら感じました。
素晴らしい演奏に目が行くアルバムながら、全5曲中4曲がオリジナルと、作曲にも力が入っています。日野のオリジナル「Alone, Alone And Alone」は、ブルー・ミッチェルもカバーした名バラードで、デビュー作にして自分の代名詞ともなる曲を書きあげています。
このレコードは、ジャケット違いや曲順違いがあります。67年のタクト発売のオリジナルは日野がペットを構えたジャケットで、曲順は1曲目が「Soulful」。コロムビアからリリースされた70年と74年の再発盤は日野が線路に佇むジャケットで、1曲目が「Alone, Alone And Alone」。なお、コロムビア盤は70年がゲートフォールド仕様、74年はゲートフォールドではなく、以降はジャケットがオリジナルのタクト盤に戻されるも曲順はコロムビア盤準拠というものになりました。
■日野皓正クインテット / ハイノロジー (Takt, 1969)
日野皓正の音楽スタイルはモダン・ジャズ以降のメインストリームを歩むもので、少なからずマイルス・デイヴィスの影響を感じさせるものでした。69年発表、日野の代表作のひとつにあげられる本作は、エレクトリック・ピアノにエレキ・ベースを導入したいわゆるエレクトリック・ジャズで、エイトビートの曲すら含んでいます。しかしその演奏はフリージャズと呼んだ方が近いほどに攻めの演奏。日本人ジャズの大名盤のひとつではないでしょうか。
メタリックシルバーを基調としたジャケット・デザインも秀逸な本作は、ぜひLPレコードで持っていたい1枚ではないでしょうか。69年リリースの初期盤はゲートフォールド仕様、70年代以降の再発は見開きではありませんが、どちらも現在はなかなかの値がついています。
■日野皓正クインテット / ライヴ! (Three Blind Mice, 1973)
渡米間近となった73年から75年は、日野皓正の名演を記録したレコードのオンパレードとなります。これもそのひとつで、メインストリームを中心に置きながら、モードからフリーまで縦横無尽に暴れまわる日野のトランペット、そして日野皓正だけではないバンド全体の高い演奏能力に圧倒されます。
スリー・ブラインド・マイスという独立系レーベルの録音という事もあり、このレコードは日野皓正のリーダー・アルバムの中でも特に高額化しやすいプレミア状態となっています。帯なしでも5000円超は確実、帯つきオリジナルとなると1万円以上が当たり前の状態です。それはCDも同じで、1万円超絵もある状態です。
■Terumasa Hino / Taro’s Mood (Enja, 1973)
ドイツのジャズ・レーベルEnja からリリースされたアルバムです。ドイツでのライブ録音ですがメンバーはすべて日本人。「アローン・アローン・アンド・アローン」など演奏死なれた曲を演奏していますが、演奏はかなりラフになり、フリージャズ一歩手前のアプローチが行われる瞬間まであります。日野は70年代なかばから活動の主軸をニューヨークに移すようになりましたが、その少し前となるドイツ公演は日野の海外挑戦の第一歩だったのでしょう。
このレコードはドイツ盤のほか、日本盤とUS盤が作られました。いずれも全3曲入りですが、CD化の際には2枚組となり収録曲が倍増、ライブの全貌がいまでは明らかになっています。
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デビュー時からすでに日本のトップランナーだった日野皓正なので、リーダー作に関しては修業時代のレア盤というものが存在しません。独立系レーベルの作品が高額化しやすいのは恐らく流通量の問題であって、少なくとも渡米前の日野皓正の作品は、どのレコードも音楽の質が劣ると事はなく、すべての作品が入魂の作品と言えるレベルにあると感じます。リーダー・アルバム以前の録音としては、高柳昌行が主宰した『銀巴里セッション』にも録音が残っていますが、このレコードはどの日野皓正のレコードよりもプレミア状態となっています。
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