12月, 2024 - JAZZ&ROCKレコードCDオーディオの迅速出張&宅配買取店【音機館大阪】

ウォークマン(WALKMAN)というと、現在は音楽を聴くためのデジタルプレイヤーを想像する方がほとんどだと思います。ウォークマンの歴史は古く、初代のウォークマンが発売されたのは1979年。初代は、カセットテープのウォークマンでした。ウォークマンの登場で、音楽は家で聴くものから外へ持ち運べるものへと変わり、音楽ライフを豊かなものにしていきました。当時は価格も高く、ウォークマンを持つことは、音楽好きなみんなの憧れでした。現在、ウォークマンは昭和レトロブームもあり、カセットテープのものが人気となっています。ウォークマンについてご紹介します。

みんなの憧れ カセットテープのウォークマン

SONYからウォークマンが発売されたのは1979年。当時の音楽を聴くスタイルは、家でレコードやカセットテープを聴く、でした。ラジカセを外に持っていく方法もありましたが、当時のラジカセは重くて大きいものが多く持ち運びが不便。何より外で音楽を流すと人に迷惑がかかります。そんな中、発売されたのがカセットテープのウォークマン。ヘッドホンつきで自分だけがで音楽を楽しめる音楽プレイヤー。通勤、通学など出かける時に音楽を持ち運べることで1980年代には大ヒット。ウォークマンは、音楽ライフを変えた革命的なオーディオかも知れません。

でも、誰もが高価なウォークマンを手に入れられたわけではありません。社会人やバイト収入のある大学生は買えたと思いますが、中高生はなかなか買ってもらえません。持っている友達をうらやましく思った方も多いのではないでしょうか。筆者もその一人。おこづかいやお年玉を貯めて買った、という方も多いでしょう。ウォークマンは音楽好きの人達みんなの憧れだったのです。あなたは持っていましたか?

ウォークマン CMが話題 猿のチョロ松君

SONYのウォークマンのCMで大きなインパクトを残したのが、お猿さんが登場する1987年のCMです。覚えている方多いのではないでしょうか。猿がうっとりと目を閉じ、音楽に聴きいっているような(?)姿が大きな反響を呼びました。このお猿さんの名前は「チョロ松君」。猿まわし師の村崎五郎氏とコンビを組み、山口県の「周防猿まわしの会」に所属していました。チョロ松君は1990年に引退、熊本県の「阿蘇猿まわし劇場」で余生を過ごし、2007年1月14日に老衰のため29歳8か月(人間で100歳)で亡くなったとのこと。人間顔負けの演技だと思いきや、実は長時間の撮影でお疲れモードだったとか。でも、それがいい味を出していますね。

ウォークマンはカセットテープ、CD、MD、デジタルオーディオプレイヤーと進化

1979年にカセットテープのウォークマンが発売され、屋外でも音楽を楽しめるようになりました。そして、音楽を聴く方法もレコードやカセットテープからCDへと変化。そういった変化に合わせるように、ウォークマンはCDウォークマン、MDウォークマン、現在はデジタルオーディオプレイヤーへと進化していきました。現在は、ストリーミングウォークマンという、ストリーミング再生に対応した機種も登場。

過去には、アップル社から発売されたiPodとの激しい競合や、スマホの進化でデジタルオーディオプレイヤーの需要の減少もありましたが、ウォークマンブランドはやはり強いと感じます。アップル社はiPhoneのメーカーなので、統合の意味もあってiPodの生産を終了しました。「音楽を持ち歩く」を可能にしたウォークマン。筆者が、音楽を聴くならスマホではなくウォークマンで、と思ってしまうのは子供の頃からの憧れがあるからなのかもしれません。

WALKMANよりお手頃価格 TOSHIBA「Walky」

1980年代に大ヒットしたウォークマン。SONY以外のメーカーからも音楽プレイヤーは発売されていましたが、ライバルとなっていたのがTOSHIBAのWalky。当時、アイドル的人気の女優、原田知世さんがCMをしていました。ウォークマンとWalky、当時は人気を二分していたのではないでしょうか。ウォークマンは当時の価格で3万円弱だったと思います。その価格よりも少し安かったのがWalky。機能の面などで違いがあったのでしょうが、当時の中高生はあまりそこまで気にしないでしょう。

筆者が最初に購入した音楽プレイヤーはWalky。高校の修学旅行で行った東京・家電の街・秋葉原で購入。電化製品が激安と聞き、ウォークマンを買うつもりで行ったのですが、思ったほど安くなく……。ウォークマンより安かったWalkyを購入したのでした。結局、地元の電器店とあまり値段が変わらなかったので、秋葉原で買う事もなかったのかもしれません。それでも、帰りのバスや新幹線でさっそく聴いた音楽に感動したことは今でもはっきりと覚えています。

昭和レトロで人気 カセットテープのウォークマン

現在、「昭和レトロ」という言葉で、昭和のものがちょっとしたブームになっています。花柄の電化製品や食器、スイーツや食事などが「昭和レトロ」として若い世代には新鮮で、昭和世代にはなつかしいアイテムとして人気です。歴史のある古いオーディオも、なつかしアイテムとしてコアなファンがいます。SONYの歴代ウォークマンも人気で、中でもカセットテープのウォークマンは、アナログブームもあり需要が高いです。音機館では、ウォークマンなどのオーディオの買取も行っています。買取をご希望の方は、当店までお気軽にお問い合わせくださいませ。

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