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魔性のマーク・レヴィンソン(Mark Levinson)、LNP-2(L)

2016/09/18

筆者はマランツ#7の稿で、回路が単純だから音が良いプリ・アンプにマーク・レヴィンソンのLNP-2(L)を含めました。

 

マーク・レヴィンソン、LNP-2(L)。

 

1973年に日本でセンセーショナルなデビューを果たし、1983年に生産終了するまで、日本の多数のオーディオ愛好家を虜にしたプリ・アンプです。

 

今尚、オーディオ愛好家に愛されてやまないマーク・レヴィンソン、LNP-2(L)について記します。

 

1・マーク・レヴィンソン、LNP-2(L)の特徴

 

MarkLevinson0918

 

マーク・レヴィンソン、LNP-2(L)は、Mr・マーク・レヴィンソンによって、本来、ミキサー・プリ・アンプとして開発されました。

ミキシング・コンソールが大きく発達していた時代に何故、ミキサー・プリ・アンプ? と言う疑問が残りますが、何故かミキサー・プリ・アンプとして開発されました。

 

ただ、実際に当初のLNP-1(LNP-2を含む)の設計に当たったのは、リチャード・バウエン、ジョン・カール、トム・コランジェロとされています(諸説あり)。

Mr・マーク・レヴィンソンはプロデューサーでした。

 

ですが、Mr・マーク・レヴィンソンは徹底的に妥協を排す、異常な完璧主義者でした。

 

そうして、LNP-1の後に、LNP-2が出来上がりました。

 

当初、日本では輸入を手がける業者があったものの、その余りの高額さから輸入しても販売できるかどうかを悩み、亡き某オーディオ評論家のもとに試聴で持ち込んだら、その某オーディオ評論家が気に入って買った、と言う有名な逸話があります。

 

そして、その後、輸入されたLNP-2は、その音の良さからオーディオ愛好家に支持され、極めて高価なのにもかかわらず、LNP-2(L)の総生産台数の約半分が日本にある、と言われるほど、売れました。

 

筆者は中学1年生の時(1978年)の秋に、オーディオ店で初めてマーク・レヴィンソン、LNP-2Lの初期型を試聴しました。

筆者は、その余りに高いお値段から、(どんな人が買うんじゃい)、と思いながら試聴しました。パワー・アンプはマーク・レヴィンソンのML-2LとマッキントッシュのMC2300、スレッショルドを交互に使いました。

 

パワー・アンプがML-2Lですと、頭の半分が音楽を冷静に分析的に聴かせ、残る半分が異常に高揚している、と言う変な事態に陥りました。パワー・アンプをMC2300に替えると、かなり楽しく音楽を聴けました。スレッショルドでもMC2300同様。

それでも当時、筆者はLNP-2Lに、大きなハイファイ臭さを感じたものです。

けれども音が良い、と言うことは判った気がしました。

 

パワー・アンプがMC2300、スレッショルドですと、音楽がこの上なく躍動的だったのです。

 

躍動的ということは、鳴る音楽の生命指数が高い、ということです。

これは、他のトランジスター・プリ・アンプの追随を許さないほど、秀でていました。

 

後年、判ったことですが、LNP-2(L)はミキサー・プリ・アンプなのにもかかわらず、内部がモジュール化されているが為に、他のトランジスター・プリ・アンプよりも回路が単純で、音楽信号を最短で流せるから、躍動的だったのです。

 

また、LNP-2(L)には、実は、高級なパーツなどほとんど用いられていないことも明るみになりましたが(要は、ぼったくりオーディオの先駆的存在)、それが高音質に寄与していました。

 

日本のメーカーで顕著なことですが、異常に音を良くしようと過剰なSN比至上主義に走り、高価なパーツを用いると、音の生命指数が低くなってしまうのです。

 

上記2つの理由からLNP-2(L)は、音が良かったのです。

 

2・筆者の愛器として活躍するマーク・レヴィンソン、LNP-2L

 

MarkLevinson0918_2

 

筆者は2004年に馴染みのオーディオ店から中古のLNP-2を借り、当時、アクティブ・バイ・アンプ駆動していたJBLの4344で鳴らしました。アンプは低域が、カインのAS9MKⅡ(真空管アンプ)、中高域がマッキントッシュのMC352だった記憶があります。

 

試聴した結果、筆者は飛び上がりました。

先に筆者は、1978年の時点では大きなハイファイ臭さを感じた、と書きましたが、2004年に試聴したら、ハイファイ臭さなど微塵もなく、この上なくミュージカリティに音楽を描写したのです。

 

これはどういうことかと言うと、1978年から2004年当時まで、国内外のメーカーでのプリ・アンプのハイファイ化が著しく進んでいたということです。

 

そんな筆者がついにマーク・レヴィンソンLNP-2を購入できたのは、2006年のことでした。

 

そして、LNP-2Lの場合、前・中・後期型と音が異なることから、筆者が大好きな音の中期型を2010年に購入しました。病気です。

 

昨年、訳あって、LNP-2を売却したのですが、そのLNP-2、バウエン・モジュールだったのです。いつの日か、バウエン・モジュールのLNP-2を買い戻してみせます。

 

筆者は、ミュージカリティで音楽を生き生きと活写するLNP-2Lの中期型を#7ともども愛器としています。

 

※写真の上がLNP-2、下がLNP-2の中期型です。

(文 葛西唯史)


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